守屋美喜雄 賞

東京臨床糖尿病医会「第100回特別例会」時(2003年(平成15年7月)の際に、本会の創設者である守屋美喜雄先生のご遺志により、ご遺族より当会の継続と発展のために多額の志を頂きました。

この志を受け、第100回特別例会以降、『守屋美喜雄 賞』として創設し、臨床に貢献する卓越な報告・発表をした者(会員および一般)に授与する賞です。

守屋美喜雄先生(東京臨床糖尿病医会の創設者)

ご略歴

 1951年(昭和26年3月)慶應義塾大学医学部卒業

 1960年(昭和35年8月)一ツ橋診療所開設 所長

 1980年(昭和55年9月)東京臨床糖尿病医会を創設 初代会長

その他のご経歴

 1983年(昭和58年5月)日本糖尿病学会学術評議員

 1987年(昭和62年4月)〜1992年(平成4年3月)日本糖尿病学会認定医制度検討委員会 委員

 1989年(平成元年4月)〜1997年(平成9年3月)日本糖尿病学会認定医中央認定委員会 委員

 2002年(平成14年2月)ご逝去

◆下記の文面は、1996年(平成8年1月)第70回記念特別例会開催(世話人:平尾紘一先生)に際し、故守屋美喜雄先生よりお寄せ頂きました記念文です。

本会創立の原点を顧て

 第70回の例会を迎えたことを、会員の皆様とともに、心からお祝いしたいと思います。

 昭和55年2月、「糖尿病学の進歩講演会」に出席した折、雪の降りしきる札幌の街を歩きながら、松浦靖彦・斉藤文子両先生と、「実地医家の糖尿病診療の向上のために、自己研修の会を作ろう」と熱っぽく語りあったことを、今でも一種の興奮を覚えながら思い出します。

 そして同年9月10日、渋谷区医師会館に於いて第1回の例会を開催。趣旨賛同者は約20名でしたが、当日の出席者は10名弱だったかと思います。その後、出席者数名で「つぶれるか」と思ったこともありましたが、阿部正和先生からいただいた「継続は力なり」という励ましのお言葉を胸に、頑張りぬいて来ました。今日、毎回会場にあふれるほどの出席者を迎えながら例会が催されている情景をみると、万感胸に迫り、ひそかに涙することもある次第です。歴代の会長・世話人、そして会員の皆様の御尽力には、ただただ感謝のほかありません。

 本会の発足と前後して、各地で実地医家の糖尿病研究会やセミナーなどが多数開催されるようになり、昭和60年4月には全国臨床糖尿病医会が発足致しました。こうして、私の夢であった「実地医家の糖尿病診療の向上」は、現実の歩みを進めはじめたのです。東京臨床糖尿病医会がその先進部隊として、第一線の糖尿病診療のために限りない貢献を果たしていることに、私たちは誇りをもち、かつ責任を感じなければならないと痛感致しております。

 今後とも、日々の糖尿病診療の向上のために、会員一同力を合わせて研鑽に努めるとともに、糖尿病診療に苦労している実地医家、これから糖尿病診療を始めようと考えている実地医家にも、さらに広く手をさしのべ、真に患者さんのためになる第一線の糖尿病診療が実現されるよう、皆様の御尽力を願ってやみません。

一ツ橋診療所(東京都千代田区)(平成8年1月20日:記)

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